木製ドアについて

防火性能を備えた木製室内ドア ラ・ボーカ

 

試験方法

建設省(現、国土交通省)告示第1125号に規定する乙種防火戸防火性能試験とする。

試験は片面ずつ、室内側、室外側と同じように炎を当てて20分間の変化のないことを試験する。その後、衝撃試験を行い変化状態をチェックする。この試験は、日本住宅、木材技術センターにて試験を実施する。(試験方法は、告示第1125号をみたすものとする)

 

測定項目

加熱等級、耐火加熱20分。加熱炉の熱源LPG、加熱温度の測定、加熱面から10cm離れた位置の火炎温度を加えて、温度測定箇所は9カ所、受熱測定位置、試験体中央より水平距離1m。衝撃試験、加熱終了後おもりの重量3kg、落差50cm。試験体の記号A屋内側、B屋外側との両面2体を試験する。時間を追って写真記録VTRに、スタートから20分間終了まで記録する。

 

結果

加熱時間は20分。結果、裏面側の発炎の有無はなしと出ました。すき間、亀裂などの発生もなしと出ました。著しい発煙の有無もなし、と加熱試験の結果が出ました。衝撃試験は、特に変化は認められなかった。以上の試験の結果にもとづき、日本住宅木材技術センターの判定は、合格と判定されました。平成6年3月11日。純木製防火戸が認定を日本建築センターより受けるための準備を進めています。

純木製のドアは、木の持つあたたか味が、近代建築健在との組み合わせにより空間にやさしくとけこみ、ニーズが高いと思われる。ナチュラルな素材のあらゆる空間創造に対応していきます。

断面画像

 

 

北海道立林産試験場 著
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